FC2ブログ
1.デリバティブ

デリバティブとは金融派生商品である。派生商品なので、派生する元が必要で、原資産は株式、株式指数、石油、小麦などさまざまである。

デリバティブができた背景にはリスクの増大がある。1970年代初めの変動為替相場制への移行がリスクを回避(ヘッジ)するための商品や手法を要請し、それらが開発された。

デリバティブには、先物取引スワップオプションと、それらの組み合わせがある。


2.先物取引

先物取引は、原資産の価格が、将来、上昇すると予想するなら先物買い、下落すると予想するなら先物売り(空売り)する。先物買いは、価格の上昇を予想して、安値で買う約束をして、安値で買った商品を上昇した価格で売って利益を得る。先物売りは、価格の下落を予想して、高値で売る約束をして、下落した価格で買った商品を高値で売って利益を得る。




3.スワップ

スワップ取引とは、将来の特定期日にある対象物を交換することである。ここでは、金利スワップと通貨スワップについて説明する。

(1)金利スワップ

1)ある会社が、固定金利で資金を調達したいと考えていたが、変動金利でしかできないことを知り、A銀行から変動金利で調達した。2)あきらめきれない会社は、B銀行との間で、固定金利を支払い、変動金利を得る契約を結んだ。3)その結果、下図のように、変動金利部分が相殺されて、実質的に固定金利をB銀行に払うこととなった。



(2)通貨スワップ

日本企業が、アメリカで資金調達しようとしたが、知名度が低く、うまくいかなった。反対に、アメリカ企業が、日本で資金調達しようとしたが、同じく知名度が低く、うまくいかなった。日本企業もアメリカ企業も、自国で資金調達し、元本と金利を交換すれば、双方にメリットがある。




4.オプション

オプションは、一種の「保険」で、株式・為替・金利といった金融資産を対象としたリスクに対するヘッジ(回避)手段である。株のオプションであれば、将来の株価下落のリスクに対するヘッジ手段として、オプション契約を結ぶ。

たとえば、1年後に株を1200円で「買う権利」=コールオプション(「売る権利」=プットオプション)を購入する。株価が、1500円になれば300円の得なのでオプションを行使し、800円になれば400円の損なのでオプションを行使しない(左図)。ただし、オプション契約にお金=オプションプレミアム(250円)がかかるので、実際は右図のようになる。

2017.12.02 | ├ 経済の基本 | トラックバック(0) | コメント(0) |












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://kitsunekonkon.blog38.fc2.com/tb.php/8975-cacab2a0