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南堂ちゃんが名古屋城天守閣の木造化計画を批判する記事を書いたが、

名古屋城(木造)の耐震性

そこで引用されている記事

長期優良住宅、木造3階建て住宅は必ず地震で壊れる欠陥建築。構造基準が根本的に誤り

に、震度6強の力で揺らしたら、長期優良住宅で耐震等級2の家(後ろ)が倒壊し、建築基準法違反の家(手前)が倒壊しなかったという動画が貼ってあった。



これはかなり衝撃的な動画だが、手前の家は、揺れ始めてすぐの0:30頃に土台が基礎から外れてしまい、揺れが躯体に伝わらなくなったので、倒壊を免れていることがわかる。

倒壊はしていないけれど、家が土地に付いていないので、建て替えずに住み続けることはできない。
問題なのは、これらの家の構造である。以下の図は、この建物の間取り図とされているものだ(クリックで大きくなる)。



まず、1階にピロティ?(図の上側)があり、耐力壁(筋かい入りの壁)がほとんどない。これでは地震が起きたとき、ピロティ側だけ揺れて倒壊しやすくなる。そもそもバランスの悪い建物だったのだ。

そして、下階に耐力壁のない耐力壁の存在()である。ふつう、上階の耐力壁は下階の耐力壁の上に設置するのだ(下階の耐力壁の上階に耐力壁を設置しなくてもよい)。下階だけ揺れて上階が揺れないわけだから、動画のように、上階は壊れずに下階だけが壊れて倒壊する。

つまり、動画のように倒壊することを期待してw建てられた家なので、そのとおりになっただけである。


ちなみに、わが家の場合は、構造計算して建てている。



    耐力壁(強度1)
    耐力壁(強度2)
   〇で囲んだ□は通し柱。

家の南側(図だと右側)は、構造壁が少ないが、代わりに1階の120×240mmの柱()と厚さ390mmの梁が門型フレームを形成して2階以上を支えている。

また、下階に耐力壁のない耐力壁は、ないわけではないが、上の家と比べると少ない。

   強度0の上に強度2が載る:
   強度0の上に強度1が載る:
   強度1の上に強度2が載る:
   強度1の上に強度1が載る:(長さが2倍)

2018.05.15 | ├ 住宅・建築ネタ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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