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「週刊怖い図書館 第37回」に収録されている敬志さんの怪談「恵比寿 4LDK/\55,000の部屋」。約50分(怪談自体は20分)。声が小さいので(桜井館長はふつう)、ボリューム大きめで聴いてください。

恵比寿 4LDK / \55,000の部屋(週刊怖い図書館 第37回)

恵比寿(正確には広尾)の日赤病院(旧・日本赤十字病院=現・日本赤十字社医療センター)近くの格安アパートでルームシェアをしたら、数々の超常現象を体験したという話だ。

おもな内容
(ネタばれするので、選択範囲すると見えるようにしてある)
   ↓   ↓
  1.彼女が突然倒れ、指しゃぶりを始める

  2.扉が閉まっているのに開閉する音 → 蛇口が閉まっているのに水が出る → 家の中を歩くたくさんの足が見える → 家の中が河原

  3.シャワーを浴びていた友人を弟が見たら透けていた → スキーに行く途中で交通事故 → 透けて見えた友人と同乗女性が死亡(女性は一瞬で白髪化)


ただし、スペースシャトルのチャレンジャー号爆発事故が起きたのは、1986年1月28日なので、32年前の話である。これとは別に、コロンビア号空中分解事故が2003年2月1日に起きているが、これは15年前である。

この話を母にしたところ、「幽霊アパートのこと?」と言い出したので、逆に驚いた。以前、広尾駅の近くで開催された刺繍の展示会に父の従姉妹が作品を出品し、それを母親と妹で見に行ったことがあり、日赤病院の前(西側)には(幽霊の出そうな)古いアパートがたくさんあったと話していた。
この地域の航空写真と地図を見ると、こんな感じである。

日赤病院近くの航空写真(国土地理院)


1920年頃の地図


明治後期の地図


明治初期の地図


また、日赤病院を地形を東西の断面図、つまり特別区道第887号線(都立広尾高校と山種美術館の間の道)と外苑西通り(都道418号北品川四谷線)間の断面図を見ると、下図のようになる。



左(西)側の区道887号線は標高が28~9mで、東に行くと標高19mの谷になり、標高30mの台地の上に日赤病院がある。そこから下がって外苑西通りは標高17mの谷になっている。

古い地図を見ると、日赤病院の前(西)の谷は小川が流れていて、「羽澤(はねざわ)」と呼ばれていた。現在は暗渠になっていて、下ると渋谷川に流れ込んでおり、遡ると青山学院大学の東側の坂に続いている。

オイラが某研究会に属していたとき、例会は月1で青学で開かれていた。青山通りに面した正門から入ると気づかないが、あるとき大学の教室を借りられなくて、女子短大の教室で開いたことがあって、そのとき初めて東側が坂になっていることを知った。

台地の上は畑(ところどころ茶畑)で、谷には水田があった。

怪談だと、井戸を囲んで家が建っていて、その場所は湿気が強いとのことだが、小川の流れている谷だったら、まさにそのような場所だろう。

また、血だらけの足が歩くと砂利を踏む音がして、室内が河原になったと言っているが、その場所が河原だったからだろう。

この手の超常体験では、

白いちっちゃな女の子

の追記で書いたように、時間(と、場合によっては空間)の異常が見られるようだ。

2018.08.03 | ├ 実話怪談 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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