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ヘリの事故なのに、テレビ番組に登場する航空評論家がすべて旅客機の元パイロットという謎。以下は、ドクターヘリの元パイロットのブログ記事からの引用です。

 墜落現場の映像から見ると、事故はCFIT(コントロールド フライト インツー トレイン)と呼ばれる事例のようで、雲に入ってそのまま激突したような様子で激しく機体が壊れています。

群馬県防災へり 墜落!!

  ※ 衝突の可能性に気付かないまま山や地面、水面、障害物等に衝突する事故



 昨日の事故直後の記事ではCFIT(コントロールド フライト インツー とライン)の可能性を書きましたが、その後の目撃情報や墜落現場の様子、機体の壊れ方などから見るとどうやら、CFITのCの前にUNを着けないといけない様な原因と考えられます。

 つまり アンコントロールド フライト インツー トレインと言えそうです。

     (中略)

 このような状況になる可能性があるのは、UCFIT アンコントロールド フライト インツー トレイン つまり何らかの理由で過度の急激な姿勢の変化や異常姿勢に入って、回復できないまま 真っ逆さまに山に激突したととすると、墜落現場の状況が合うことになります。

     (中略)

 今回のような状況で墜落するのは、予期しないで不意に雲に近づいたため、かなり大きな操作と姿勢の変化をしながら雲を避けようとして、まともに雲に入ってしまい、そのまま異常姿勢に入ってしまって回復できないまま真っ逆さまに山に激突と言ような状況が一番考えられます。

群馬県防災ヘリ 墜落原因に迫る、、、、

ここまでは事故の直接要因の説明です。
ここからは事故の背景要因の説明になります。

まず、ヘリコプターと他の航空機との操縦法のちがいが事故原因であること。

 有視界飛行に置いては雲の中を飛ぶ事は禁止されていますので、ガスや雲の中は飛ばなければ良いと言ってしまえばそれまでで、理論上今回のような事故は起こる事はありえません。

 さらに言えば通常の空域では雲から最低150メートルの距離を取ることとなっていますので、今回の事故はありえないということになります。

 ところがヘリコプターの場合、管制圏と管制区、つまり航空法上、計器飛行で雲の中を飛んでいる他の航空機が存在しない空域では、直ちに障害物を避ける速度で、引き続き地上を視認できれば、雲からの距離制限なく近づけて、雲に入りさえしなければ良いことになっています。

 今回の事故機もこの条項の適用を受けて、雲にごく近づいて飛んでいたと思われますが、残念ながらこのような飛び方をするには相当な経験と技量がなければ、突然雲の中へ入ってしまって、いきなりミルクの中へ放り込まれたような状態となってしまいます。

 方向も姿勢も瞬間的にわからなくなりますから、暴れまわって斜面に激突するか、それとも何とか無事にミルクの中から出る事が出来るかは、度胸と運と技量と言うことになります。

突然の雲中飛行から生還するために、、、

そして、ヘリコプター操縦士の養成と待遇の問題が背景にあること。

 今回の事故機のパイロットは昨年度に412の訓練を受け、4月から群馬県防災ヘリの機長として勤務していたようですが、全国的に各県行っているような、県の運航するヘリに民間ヘリ運航会社がパイロットを派遣するという体系のため、航空法的にパイロットの資格要件経験技量などを、十分に訓練審査する制度自体がありません。

 このような状況に中、派遣する運航会社が手持ちのパイロットの中から人選し、ある程度の訓練をして県に対して了解を得て派遣しますが、県としてはそのパイロットを審査する能力はなく、運航会社を信用するしかありません。

 パイロットを派遣して、運航させてみて、技量不足などで同乗隊員などからクレームが着いたら、手持ちの他のパイロットに交代させる程度の対応しか取れないでしょう。

 [団塊世代の引退によって]日本中の防災ヘリパイロットの更新が進む中で技量低下、経験不十分が起きている中では、受け入れる県としても贅沢は言っておれないような状況となっていることでしょう。

群馬防災ヘリ事故 背景要因、、、、



 世界中で飛ぶ航空機のうち、戦闘機など軍用機、そして軍と民間が運航する救難、救助の航空機、そして、ドクターヘリや防災へりなどは、一般的に飛んでいる航空機とは違い、ある一定の条件下では命のやり取りをする、武士の果し合いのような場面が必ず起きるという特殊性があります。

     (中略)

 このような任務を持って飛ぶパイロットが経験や技量が低く、処遇はどん底で、まともは給料をもらっていないことなどありえないと思いますが、日本は自由経済なので、防災ヘリのパイロットが旅客機のパイロットと同じ給料を貰えないなら、それに見合ったレベルのパイロットしか就業しないことになります。

 あるいは雇用する民間ヘリ会社も県の担当部所も、そこまで厳しいフライトはしなくて、まあまあで良いから安全優先でということでごまかして、遊覧飛行の防災ヘリでごまかして行くことでしょう。

 まともに責任を自覚する人間なら、あるいは組織なら、自衛隊のように精強なパイロットを養成育成するために最大限の努力をして、厳しい任務に耐ええるパイロットを育てようとするのが普通でしょう。

 自ら飛ぶフライトが失敗したら、完遂出来なければ誰かが命を失う可能性のあるのに、山にガスがかかっている程度でいちいち墜落していたら話にも何も、ならないでしょう。

群馬県防災へり事故 背景要因2、、、、

と防災ヘリの現状の厳しさ(ドクターヘリも)を訴えています。

2018.08.15 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












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